ひいな

先日お雛様を飾りましたと報告いたしましたが、
今度は販売用の、陶製の可愛らしいおひなさまが届きました。
できたてほやほやです。
いつものお箸の特等席をよいしょっと詰めまして、
ところせましとお雛様が並びます。
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さて、展示品のご紹介の続きなのですが、
こちらは御所車です。
比較的大きなもので、横60cmあります。
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ちらりと赤いものが見えていますね、
中にはふかふかに布団も敷いてあり、
思わず中に入ってみたい気持ちになります。
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こちらは重箱。
職人さんの意気込みが感じられるこういった手仕事は、
もはやただのミニチュアとは言えない完成度と堂々たる面持ちで
私たちをうならせます。
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こちらは箪笥。
漆と金箔に包まれてもなお感じる木のやわらかさ…。
質の良い金具…
さりげなく絹の房がたれさがり…
やはり良いものは品のよさが漂います。
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お茶道具です。
これもミニチュア。
アップで撮影すると本当の大きさが分かりにくいですね…すみません。
小さな小さなものたちですが、妥協は許さぬとばかりに
驚くほど緻密によく出来ています。
他にも台所用品などの雛飾りを見ると胸が躍ります。
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これは雛飾りとは違いますが、
鞠型のふた物です。
さて、どんなふうに使っていたものなのでしょうね。
# by o-beikokuten | 2010-01-24 22:17 | kottou

ひいな

寒さが続いていましたが、
今日は春のような陽気でした。
お日さまの光に誘われるように、
こどもと散歩へ出かけました。
冬のあいだの幸せなひととき…
春を待つ喜び…
そして、今日はお雛様を飾りました。
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明治初めのものと思われる但馬地方ゆかりの
古今雛です。
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その他長持ちや重箱、お膳や茶道具などの
雛飾りをひとつひとつ取り出して、
拭いては眺め、
指先ほどのそれらの道具に想いをはせて、
夕暮れのひとときを楽しみました。
これからひまに任せてこの雛飾りたちを
ご紹介していきたいと思います。
# by o-beikokuten | 2010-01-20 23:22 | kottou

珠洲焼き

昨日は赤ちゃんとカンザと一緒に
お友達の所へ遊びに行きました。
74歳のお友達。
そう、ちょっと年の離れたかたなのですが、
少女のようにきらきら輝いているとても魅力的な女性です。
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私はお土産にお寺のお鏡のお下がりを持っていきました。
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お友達は自家製のたくわんでこうこ巻きの用意を…
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おもちに始まり
ねぎを焼いたり
干物を焼いたり
カンザはとにかくみかんを焼きたい!
途中でだいこんのお鍋でほっと一息。
自家製ゆず味噌でいただきます。
このお友達は川柳作家さんなので、さすがに憎いおもてなしです。
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ただこの方は、珠洲焼(すずやき)のみを収集されていますので、
この伊万里はご友人からのプレゼントだそうです。
ところどころに登場する灰色の器が珠洲焼きです。
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見上げると、前におじゃましたときに描かせて頂いた
カンザの絵が壁に貼ってありました!
うれしいな~♪
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お庭もとても素敵なおうちなのですが、
食べることとおしゃべりでもう大忙しです。
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最後は干しいもをあぶりながら
カンザもお手伝いして抹茶を頂きました。
二杯もおかわり…
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そんなこんなで、連日食べ続けている私たちです…。
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お部屋にはいたるところに彼女の暮らしぶりが伺える小物がたくさん…
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帰るときに気が付いた、素敵な玄関のしつらえ…
どこまでも肩の力が抜けたかっこいいおばあちゃまです☆

お店へ帰ると…
昨日は山野草教室の日でした。
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今日は斑入りくもまぐさ
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屋久島あせび
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ふきたんぽぽ
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これは何だったかな~
赤くて縮れた葉のやぶこうじです。
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そして、そのあとは…
とんどへ行くというわけでした。
# by o-beikokuten | 2010-01-15 21:47 | たべもの

とんど

今日はとんど
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こどもは田をかけまわり
おとなは杯をかたむけて
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わたしは全身杯だらけ
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# by o-beikokuten | 2010-01-14 21:04 | つれづれ

冬の日

今日はとても寒くて
カンザと家でお絵描きをしていました。
10時ごろにお腹がすいて、
一緒におむすびを作って食べました。
そしたら、頂き物のおもちがあることを思い出しました。
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おもち、食べる~?
うん、食べる食べる~!
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少し焦げましたが...
ぺろりと食べてしまいました。
そうするともっと何か食べたくなるのです。
そして、次なるおやつに昨日のお鍋の残りだしを
使ったお好み焼きを思いつきましたが、
キャベツがありません。
野菜室には人参がコロリ。
カンザが一生懸命すりおろして...
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にんじんお焼きになりました。
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お店のスタッフの叔父さまが栽培、製造されているゆず酢をかけて食べました。
ゆず酢、四国ではなくてはならない調味料だそうです。
もとがお鍋の残り汁を使っているので、ゆずの風味がよく合いました。
そこへ醤油が加わると、味がとたんに変わってしまうので、
私はゆずのしぼり汁のみであるこのゆず酢が大好きです。
ちなみにお焼きの粉には米粉を使いましたよ、お米屋ですからね♪
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ただ、こういう類のものはとてもあわただしくて、
焼いては食べて焼いては食べて、
終わったときにはなんだかほっと一息つきたくて、
そうだ、朝の残りの玄米お粥食べようかって、
温めなおして食べました。
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そうしているうちに、正午の鐘が聞こえてきました。
気が付けば私たちはお腹がいっぱい。
そして私たちの赤ちゃんは...
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あれま、泣いてる!
泣いてる顔もかわいいと、もっと近くで撮ってみようと
カメラを向けると、
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とたんにごきげん。
そんな冬の一日。
外を見ればなるほど、雪です。
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# by o-beikokuten | 2010-01-13 23:35 | つれづれ